防災救助カプセルボート開発の経緯

東日本大震災で茨城県大洗の弊社ボート展示場が震度6強の地震と4.2mの津波被害を受けました。
増水した水が引かず事務所、車、道路が冠水・破壊したため、スタッフ2名が3日間寒い屋外で過ごしました。
建物は壊れ停電・断水のうえ、食料・防寒具や発電機は建物の下敷き・水没し使えません。
3日間耐え忍ぶことができたのは、ボートが水に浮き、ボート内の食料・防寒具・ライター・照明・バッテリーが濡れずに使えたためでした。

米軍ヘリコプターで物資輸送

防災救助カプセルボートの開発
東日本大震災の経験

弊社は、ボート・桟橋等の製造販売を行っており、沿岸・河川地域に多数の取引先があります。東日本大震災・台風・ゲリラ豪雨・増水の被害を受けた方々からお話を聞きました。

災害時の問題

災害時、下記のような不安・問題があります。
・何が起きたかわからない・どうすればよいかわからない=情報遮断
・家族・友人・職場と連絡が取れない=不安が強まる
・停電=暗闇の不安
・寒さ・暑さ・天候により体力消耗
・建物倒壊・増水で避難できない(移動できない)
・建物の損壊・家具の散乱で備蓄品が取り出せない=使えない
・備蓄倉庫が浸水し、備蓄品が使えない
・避難所に行っても食料や防寒具が不足・無い
・医薬品・衛生用品が無い
・断水のため、ホコリ・煙・ガラス片・ヘドロなどの汚れが洗い流せない

災害発生後、数日間生き延びる必要があります。
ポイントは、災害時、保存食・備蓄品・防災用品を取り出し、使えるのかが重要です。

災害時、備蓄品が使えるのか?

東日本大震災では、津波・増水で多くの資材・備蓄品が冠水し(濡れ)、使えませんでした。地震後は建物内に保管してある資材・備蓄品を取り出すことが困難です。

備蓄品・防災用品は、屋外倉庫保管

備蓄品は、屋外倉庫保管が理想です(建物内は危険)。
増水エリアでは、浸水対策も必要です。
また、備蓄倉庫にたどり着けるかもわかりません(道路損壊・火災など)、小分け分散保管も必要です。

避難所に移動できない、避難所に備蓄品がない

災害時、避難所に移動できない場合があります(増水冠水・火災・道路建物損壊など)。
特に冠水した道を歩くのは危険です。
・増水した水は泥水です。水が濁り足元の瓦礫や凹凸が見えず大変危険です。
・水深50cmあると大人でも歩行が困難、子供・高齢者の移動にはボートが必要です。
 また、物資運搬にもボートが必要です。

保管してあった救助ボートが使えない

救助ボート(エンジン付きFRPボート)が、建物倒壊・増水・道路損壊・車両の使用不能で運搬できない、燃料が入手できない、部品・組立工具の滅失で組立できない、操船者不在で使えないという事態が発生しました。
港湾・マリーナの船舶は、災害による停電・増水・土地の液状化などで港湾設備(岸壁・クレーン・給油施設)が使えず、出航出来ません。
ゴムボートは、瓦礫や漂流物で壊れます。
緊急時に救助ボートが使えないという問題が発生しました。

救助ボート・物資運搬ボートの対策

東日本大震災を経験し下記ボートを提案します。
①どこでも使える:高強度船体+人力で移動できる軽いボート
②即使える:組立不要+操船技術不要=即・誰でも使えるボート
③沈まない:保管時・使用時に不沈ボート(浮沈構造)

災害発生から救助が来るまでの間、耐え忍ぶため

災害が発生すると、自力で数日間生き延びなければなりません。
そのためには、災害時に保存食・備蓄品が使える事が必須です。
弊社は、減災に役立つカプセルボートをご提案します。

水に浮く防水倉庫 + 救助ボート

防災救助カプセルボート
防災救助カプセルボート

お問合せ
ジャパン開発㈱
0276-72-0069